サドンデスでの悔し涙と仲間たち

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私は、大学に入学してからラクロス部に入部しました。

2年生に学年があがった5月に『あすなろ大会』という関東地区のすべての大学2年生が参加する大会がありました。

トーナメント戦で行われ勝ったチームのみが上のトーナメントへと進めるというルールです。

1年生の夏に行われる『サマーステージ』、冬に行われる『ウィンターステージ』ともに決勝リーグまで勝ち進むことができましたが、惜しくも決勝戦で負けてしまい悔しい思いをしてきました。

 
その悔しさから、最後の私たちの代で出る大きな大会ということもあり、『あすなろ大会』に皆張り切り、優勝を狙い練習してきました。

試合当日。私は、スタメンで試合に出ることになりました。

先制点を自分自身が決めチームを流れにもっていきましたが、2点もの失点。

しかし、チームメイトが入れ返し同点へ。

あともう一点。

あと、もう一点入れれば勝てる。

チーム全員で、守り、攻め、走り続けました。

しかし、同点のままホイッスルがなりました。

 
試合は、サドンデスへと持ち込まれました。

一球目、私が自ら「行く。」といいゴールの前に立ちました。

緊張と不安から深呼吸を大きくし後ろを振り返ると仲間が肩を組んでうなずいてくれました。

緊張を押し殺し、シュートを打ちました。

が、ゴーリーセーブ。相手校は、シュートを確実に決め、私たちの負けが決まりました。

とても悔しかった。

緊張と不安に負けた自分自身にも悔しいし今までの自分への甘さにも腹が立ちました。

なによりも、仲間への申し訳ない気持ちでいっぱいになり涙が止まりませんでした。

 
しかし、仲間は「よく頑張った」「まだまだだな。もっと一緒に練習しよ。」と声をかけてくれました。

その悔しさをばねに、夏のリーグ戦に向けシュートコースやシュートのスピードに磨きをかけました。

毎朝、自主練に付き合ってくれる仲間がいたり、外から見ていていけないところをマネージャーが指摘してくれたり、たくさんの仲間が自分を支えてくれました。

先輩や後輩も新しいシュートを一緒に考えたり、実際にプレーしてみたりチームの絆も深まりました。

今年のリーグ戦でのフリーシュートでは、一本一本確実に決めることができました。

 
今思えば、あの試合がなければ今のようなシュートは打てないと思うし、一緒に練習してくれる仲間やいつもサポートしてくれるマネージャー達がいるからこそ今の自分があり成長できる環境作りができていると思い、仲間の大切さを肌で感じた夏でした。

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