ヒッチハイクで日本を縦断

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大学3年の夏、私は貴重な経験をした。

人生は旅だとはよく言われる、しかし私はその言葉がさす本当の意味を知らなかった。

そんな私に転機が訪れた。

夏休みの長い時間を使ってヒッチハイクで日本を縦断する旅をしようと友人と計画を立て、実現させた。

出発は長岡から。

私の故郷である思い出の地をまさに旅立つ。

その時の高揚感は例えようのないものだ。

サービスエリアで乗せてくれる人を待つ。

そう思ったのもつかの間、1時間、2時間と時が過ぎていく。

 

 

ヒッチハイクをしようと簡単に家を飛び出してはみたものの私たちの呼びかけに答えてくれる人がいない。

これもヒッチハイクの醍醐味なのだろう。

もう後戻りはできない状況で頼ることができるのは初対面の人達なのだ。

この旅を終えたとき私は成長できるだろう。

確固たる自信があった。

そして車を待つこと3時間後ようやく乗せてくれるとの返事をもらうことができた。

私は友人と歓喜しハイタッチした。

 

 

私たちが乗った車は黒い大型車。

関西方面に向かうとのことで途中まで乗せてもらうことに。

車の中ではなぜ私たちがヒッチハイクをしようと思ったか、将来何がしたいかなど色々な話をした。

運転席の方が私たちに若いときにできることややりたいことはすべてやりなさいと教えてくれた。

若い時にしかできないことがたくさんある、それに経験に勝るものはない。

とも話してくださった。

今私たちは関西方面へと知らない車で知らない人とともに向かう。

何とも奇妙な光景だ。関西からは別の車に乗せてもらった。

なんと九州まで一気に乗せていってもらうことに。

奇跡が起きた。

この出会い、そして奇跡、経験を大切にしたい。

 

 

今回の旅路で私が将来のことを考えた時の不安材料の一つコミュニケーション能力という面でも大きく成長できたと実感している。

今までは初対面の人との会話を苦手とし避けていたが車に乗せてくれる人との会話からむしろ知らない人との会話のほうがたくさんの知識を学べ、なおかつ自分の知らない部分(趣味や気持ち)を発見できるのではないかと考え方が変わった。

今の私は昔とは違う。

ヒトとの対話から学び取りそして人に何かを与えることができる。

出会いを大切にし自分自身をもっと高めることができる。

今回の旅でかかわることができた10人近くの方には本当に感謝している。

 

 

今日も私は頑張りこれからも様々なことを経験し成長していきます。

そのきっかけを得ることができた旅にも改めてありがとう。

今ならはっきりといえる「人生とは旅」であると。

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